広島大学ヨット部
創部70周年 記念事業
日 程
2019年8月11日(日) ~ 8月12日(月・祝)
場 所
広島市文化交流会館・広島観音マリーナ
日 程
2019年8月11日(日) ~
8月12日(月・祝)
場 所
広島市文化交流会館・
広島観音マリーナ
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「フェニックス」のように

土屋 敦通
広島大学体育会ヨット部 監督
土屋 敦通

広島大学ヨット部創部70周年、まことにおめでとうございます。

各時代の学生及び先輩が、それぞれの時代に全日本インカレを目指して戦い続けて70年、何も無かった草創期の苦労、昭和46年全日本インカレ、スナイプ優勝後の約10数年間の全盛期、大学の東広島移転期(昭和57年~平成7年)の混乱とその後の低迷と、現在に至っております。

平成17年観音ハーバーに艇庫及び合宿所ができる少し前(平成12年)、今まで借りていた宇品の合宿所が立ち退きとなりました。一般の住宅を借りての合宿など最悪の条件となり、部員も激減しました。観音に艇庫ができてから15年になりますが、4年生の選手が5人以上いた年は6年、0~3人は8年でした。ここ3年は増加しており、今年は4年(8人)、3年(8人)、2年(9人)、1年 (13人)の計38人(女子6人)でマネージャー(女子3人)を加えて総計41人となり、練習艇も10艇近く出せるようになり内容も充実して来ました。

平成22年、ファミリーデーと称して、6月に学生の家族を観音ハーバーに招待して一緒にヨットに乗り、陸に上ってバーベキュー、夜はそれぞれの家族で過してもらうという行事を始めました。家族にヨット部を知ってもらい、学生がどんな生活をしているのかを知ってもらう良い機会になっています。安心してヨット部に預けてもらえるのかもしれません。

今年は運悪く、ドシャ降りの雨で海に出られませんでしたが、北は北海道、南は宮崎県から総勢27名の参加がありました。今後も続けていきたいと思います。各代8人位の部員が定着すれば、かなりレベルが上り、上位校に近づくと思います。国立校では特に「数は力」なので、部員確保に全力を挙げ、楽しく、やめない、明るい部にしたいと思います。

昨年10月には、日本で初のハンザクラスワールドが観音ハーバーで1週間にわたり行われ、世界各国から約200人の選手(9割は障がいのある方)が参加しました。運営には約300人のボランティア、広大ヨット部、しぶき会もその中に入って運営をサポートし、大成功の大会となりました。ヨットを通じての共生社会のあり方、明るく、朗らかで一生懸命の選手たちと接して、学生も多くの感動と教訓を得たのではないでしょうか。

平成29年より中国水域の全日インカレ出場枠が、1校と厳しくなり、昨年は両クラスとも2位で8年ぶりに予選落ちとなり、責任を感じております。

記念すべき70周年が、新元号、令和元年に当り、ヨット部も広島大学のシンボル「フェニックス」のように復活を目指して頑張ります。

全国の先輩の皆様には、いつも御支援いただきありがとうございます。学生たちはひた向きに頑張っておりますので今後とも宜しくお願い致します。