ごあいさつ
広島大学体育会ヨット部の創立70周年にあたり、現役部員を代表しご挨拶を申し上げます。この度、70周年という節目に主将として携わることができ、大変嬉しく思います。それと同時に、先輩方が築き上げた70年という歴史の重みを感じています。
さて、近年の全日本インカレでは上位校のほとんどが私立大学で、国立大学と私立大学との間で力の差があると叫ばれています。しかし、九州大学は毎年全日本インカレで入賞、昨年の全日本インカレでは京都大学が国際スナイプ級で準優勝など国立大学でも私立大学と戦えることを証明してくれました。そうした力のある国立大学になるために広島大学には課題があります。その一つに他大学との交流、またレース経験の蓄積があげられると思います。今年の春遠征に行った新西宮ヨットハーバーでは国立大学2校と私立の強豪大学4校を合わせた6校が練習しており、レース練習になると30艇近く集まります。一方、観音マリーナで練習している大学は少なく、十分にレース練習が積めていないのが現実です。このレース経験の差を埋めるのが遠征だと思います。より高いレベルでのレースを経験することで個人またヨット部全体が成長することができると思います。また遠征で他大学と交流し良いところを取り入れることもとても大事だと思います。これらを含めた今の広島大学の課題を乗り越え、また広島大学は強いと言われるように頑張ります。
また今年4月に14人の新入部員を迎え、今年は部員が40人で、ここ数年で部員数が40人越えることが多くなってきました。この数を力に変えてもっと活気のある部活にしていきます。
この広島大学体育会ヨット部という素晴らしい伝統を受け継いでこられた先輩方に胸を張れるように、また創立70周年という記念すべき年に良い結果を報告できるように部員一同、一丸となって頑張っていきます。
至らぬ点も多いとは思いますが、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。